学習ガイド

共通テスト英語リーディング 読み戻しを減らす時間配分

英文を読み終えた後に何度も本文へ戻るなら、読み始めから解答までを分けて記録しましょう。案内文では変更条件、物語では人物の判断が変わった場面を押さえ、迷ったときに戻る位置を決めます。

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「読むのが遅い」の中身を分けて記録する

最後の文章が手つかずだった回でも、最初から英文を速く読む練習が必要とは限りません。本文の内容は分かったのに、選択肢を比べるたびに冒頭へ戻っていないでしょうか。自宅で大問を解くときは、初めて本文を読み終えた時点と、最後の答えを選んだ時点を記録します。行ったり来たりした箇所には、解き終えた後で小さく印を付けてください。

練習には、大学入試センターが公開する本試験の問題から英語のリーディングを選べます。掲載時に一部省略される科目もあるため、時間を測る前に、使う大問の本文と設問が読めることを確かめましょう。答えをすでに覚えている文章は、速さを比べる材料よりも、根拠の探し方を試す材料に向いています。

案内文は、変更の前と後を取り違えない

練習用の例として、集合案内に “Meet at the west gate.” とあり、後から届いた連絡には “If it rains, use the library entrance instead.” とある場面を考えます。雨の日の集合場所を尋ねられたら、場所の単語だけを拾っても決められません。「雨なら」「代わりに」という関係をつないで、変更後の集合場所を選びます。

読み戻すたびに最初から訳し直す人は、段落の脇に「通常」「雨の場合」と短く書いて試してください。情報を探し直すときに、その欄へ直接戻れます。逆に、すべての段落に日本語で説明を書いて時間が足りなくなるなら、設問で区別したい条件にだけ印を残します。印の数より、解答を選ぶときに実際に使った印を見直しましょう。

物語や意見文は、誰の判断が動いたかを追う

同じ印の付け方が、どの文章にも向くわけではありません。主人公が誘いを断った後で参加を決める話なら、それぞれの出来事の日付より、考えを変えたきっかけのほうが役立つ設問があります。心情を示す箇所と、その直前の相手の発言をつなげて読みましょう。友人の考えと主人公の考えを混同していないか、選択肢の主語を指で追うだけでも確かめられます。

意見文で一般の見方を紹介した後に筆者の反論が続くときも、両方の意見に同じ線を引くと区別がつきません。「通説」「筆者」と余白に書き、根拠を確かめる際には、誰の意見を問われたかに合うほうへ戻ります。正解した設問でも、本文の反対の立場を根拠に選んでいたら、その読み違いを解き直しの対象にします。

計画の例 区切りを設けてから通しで試す

初めは案内文だけを解き、読み終わってからどこに戻ったかを書きます。次の自習では初見の別の案内文で、変更条件に印を付ける方法を試します。読む時間が少し延びても、選択肢で迷う時間が短くなり、答えの理由を説明できるなら、文章全体を急いで読もうとしなくてよいでしょう。その後、通しで解く日に、物語や意見文に移れた時点を記録します。

時間が足りないときは、「あとで見直す」の代わりに「筆者が最後に支持した案を確認」など、戻ったときにすることを残します。模試の答案の見直し方と併せて、根拠を見失った時間と、単語や文の構造を確かめる時間を分けてください。ほかの科目を含めた準備は、大学入学共通テストの学習ガイドから確認できます。

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よくある質問

設問と本文は、どちらを先に読みますか。

案内文で必要な条件が具体的なら、先に設問を見て探すものを決めます。筆者の考えを問う文章なら、細かな選択肢を覚える前に、意見の流れを追う方法も試しましょう。

分からない単語に時間を使いすぎます。

その語が人物の判断や条件を変えるかを考えます。設問に関わらなければ読み進め、欠けている意味が答えを左右すると分かったところで前後を読み直します。

目安の時間を過ぎたら、必ず次に進みますか。

確かめたい箇所が分かっていれば、そこだけ読み直して判断します。手がかりもなく全文を読み直しそうなときは、戻る設問と確認したい点を控えて次へ進みます。

出典・参考資料

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