模試の復習ノートに何を書く? 原因を探る答案の見方
模試の後は、答え合わせの前に迷った設問へ印を付けます。科目や単元の横に、どの言葉や計算で判断がずれたかを書きましょう。別の問題で同じ手順を試し、前の答案と見比べると、次に練習する課題を絞れます。
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採点前の答案に残っている手がかり
模試から帰ったら、問題冊子の丸や下線を消す前に、そのときの迷いを書き足しましょう。たとえば選択肢に丸を付け直した箇所には「初めは何を根拠に選び、なぜ変えたか」を添えます。空欄なら、設問にたどり着く前に時間が来たのか、図を描いたところで先に進めなくなったのかを書きます。解答を見ると途中の迷いを忘れやすいので、思い出せる言葉だけで十分です。
採点したら、正解にも目を向けてください。根拠のある正解と、消去法でまだ迷いの残った正解には、それぞれ違う印を付けます。直近の模試で安定して解けた単元は、予定表の空いているところに入れ直せます。判断の理由があいまいな設問には、答案を開き直す日を書き添えましょう。
単元名と、間違えた理由を別々に書く
大学入学共通テストに向けた英語の練習を考えてみましょう。校内行事の案内を読む設問で参加できる人を取り違えたとき、単元欄の「読解」だけでは、教材を開いても何を練習するか決まりません。原因の欄には「表の金額は見たが、対象者を限定する本文のただし書きを飛ばした」と書きます。次の課題は「表の項目と本文の条件を照合してから選ぶ」と決められます。
数学でも同じように記録できます。「関数」とだけ書いていた問題の途中式を追い、計算は合っているのに定義域の外の値を答えていたと分かったら、原因欄をそう書き換えます。「うっかりした」で終えると、次に気を付ける場所が決まりません。条件が図に反映されているか、値を代入する前に確かめるよう答案の余白に書いてください。
計画の例 英語の模試を次の演習につなげる
- 当日は10分使い、最後まで迷った2問について、本文の根拠と選択肢のずれを書きます。どちらから直すか迷うときは、前の模試でも困った方を残しましょう。
- 翌日に15分取り、解説を閉じて解き直します。表の見出しを先に読んでから、判断に使った条件を本文で指し示せたか確認します。
- 3日後には別の案内文を開き、同じ読み方を使います。正解と根拠がそろったら記録に丸を付けます。正解しても根拠が違ったら、選択肢を読んだ段階で考えていたことを追記します。
次に試す問題を選んで、ノートを閉じる
解説を写す前に、それを閉じても説明できるところを探してください。米国教育省教育科学研究所の学習ガイドは、自分で答えを思い出す練習を取り上げています。前に解いた答えの記号を覚えているなら、本文の条件を変えると判断がどう変わるか説明してみましょう。必要になったときだけ解説に戻り、飛ばした段階を補います。
日本語能力試験(JLPT)の読解を練習している人は、日本語教材の案内文でも対象者と例外を探してみましょう。正しい選択肢を選べても、例外に当たる人を挙げられなければ、読み直したい箇所が見つかります。共通するつまずきに気づいたらノートの該当箇所に印を付け、次に試す教材を開いておきます。ノートを閉じた後、そのページから始められるところまでが模試の復習です。
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よくある質問
正解した問題も記録しますか。
理由を言えるか確かめてください。偶然選んだ答えや消去し切れずに選んだ答えなら、迷った選択肢と判断に使った箇所を残します。
原因がよく分からないときはどうしますか。
最初に手が止まった行へ印を付け、そこまでの考え方を声に出してみます。途中式や書き込みを持って先生に聞くと、質問を絞りやすくなります。
ノートは科目別に分けますか。
普段の教材から見返しやすい場所を選んでください。問題冊子の余白を使う場合は、別の教材で解いた類題のページも添えるとたどり直せます。
出典・参考資料
- Organizing Instruction and Study to Improve Student Learning · Institute of Education Sciences

