部活を引退したら 最初の放課後から作る大学受験の勉強計画
部活が終わって空いた放課後に、いきなり長時間の勉強を詰め込む必要はありません。実際に使える場所と時間を確かめ、前の答案から引退後に取り戻したい課題を決めましょう。
最終更新日:
空いた放課後は、実際に過ごしてから見積もる
最後の大会が終わると、練習していた時間がそのまま勉強時間になったように思えます。ただ、以前は部室に集まればすぐ練習を始められたのに、引退後は教室に残るのか家に帰るのかも自分で決めることになります。最初の放課後は、授業が終わった時刻と、実際に教材を開いた時刻を控えてみてください。
自習室に寄るなら使える曜日や閉室時刻を確かめ、帰りの電車やバスも考えます。家のほうが落ち着くなら、帰宅後、食事までに終えられることを選びましょう。部の引き継ぎや用具の返却が残っている日には、その予定も入れます。机に向かえた時間が見えると、「もっとできたはずだ」と考える代わりに、次の日の教材を具体的に決められます。
大会前のノートを、書き写す順番に並べない
引退前に抜けた授業や後回しにした教材をすべて時系列に並べると、古い範囲だけで当分手いっぱいになります。授業の小テストや返却された答案から、最近も困った問題を出しましょう。「授業を受けておらず用語が分からない」「見た覚えはあるが手順が出ない」「解けたが間に合わなかった」に分けます。相手に説明するつもりで、止まった行の横に理由を書いてください。
たとえば、大会遠征で関数の授業を欠席し、今の単元でもグラフを描けずにいるとします。その場合は、欠席した日のノートをすべて清書するより、教科書の該当する例で軸や頂点を確かめ、白紙に別のグラフを描いてみます。前の単元であっても今の授業とつながるので、質問の内容を先生に伝えやすくなります。「ここから分かりません」だけではなく、自分で描いた図を持っていきましょう。
自習場所を選ぶときは、帰るときの答案を思い浮かべる
部活のときに練習着を準備していたように、引退後は放課後に解く問題と使うノートを朝のうちに用意しておきます。自習室では説明を読みながら進める数学、家では声を出して確かめたい英語など、場所に合った作業を割り振ってもよいでしょう。場所を変えるたびに教材まで選び直すと、せっかく空いた時間が細切れになります。
覚え直した英単語は意味を読み上げただけで終えず、授業で読んだ文の空欄に入れてみます。米国教育省教育科学研究所の学習ガイドでも、学んだ内容を自分で思い出す練習を勧めています。声に出すのが難しい場所なら、意味の区別が曖昧だった語を手元の紙に書き、帰宅してから用例を見直せます。
計画の例 引き継ぎの日と、自習室に残れる日
引き継ぎのある日は、帰宅後の20分で授業の小テストを解き直し、尋ねたい箇所を付箋に書きます。翌日はその付箋を先生に見せ、教わった部分を隠して解けるか、自習室で試します。部活の日誌のように長い反省を書く必要はありません。解けた答案や残った問いが、次に何を持っていくか教えてくれます。
放課後が何日か過ぎたら、日誌には「始めやすかった場所」「帰宅してからできたこと」も残しておきます。夕方にまとまった演習を終えると夜は短い復習を続けやすいと分かったら、その組み合わせを翌週の時間割に移します。部活の仲間と会う機会が減って、始めるきっかけがなくなった日は、勉強に手がつかない日の予定の見直し方も参考にしてください。
ExamLumaでできること
ExamLumaで自分の学習プランをいつでもすっきり管理できます。 ↗
1日の学習目標を決めて、毎日の達成度をひと目で確認できます。 ↗
完了した学習セッションをかんたんに記録できます。 ↗

よくある質問
引退前の勉強の遅れは、どこから埋めますか。
次の授業や志望校の問題で必要なのに、手が止まった内容を選びます。欠席中の板書を全部写すより、教科書の該当箇所を読み、同じ考え方を使う問題を解いて確かめます。
後輩への引き継ぎで帰宅時刻が読めません。
部に顔を出す日は、長い演習を置く前に終わりの時刻を相談しておきます。帰宅が遅くなったとき用に、授業で解けなかった設問を見直すなど、短く区切れる課題も用意します。
友達と自習室に残っても雑談してしまいます。
入室前に各自が仕上げる問題を決め、席を分けます。帰る前に見せ合うものを答案や質問のメモにすると、集まる目的がはっきりします。
出典・参考資料
- Organizing Instruction and Study to Improve Student Learning · Institute of Education Sciences · 2007

