学習ガイド

国公立志望の時間配分 共通テストと二次試験の勉強をどう分けるか

同じ数学でも、誘導を読み取る練習と、解法を自分で組み立てて書く練習では、時間の使い方が違います。志望学部の募集要項と手元の答案を並べ、苦手な作業に合わせて演習の配分を決めましょう。

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配点を確認したら、答案を並べる

志望学部の募集要項を開き、受ける方式について、共通テストで使う科目と個別試験で使う科目を別々に書き出します。配点はその横に控えます。「数学の配点が重い」と分かっても、それだけでは今夜何をするか決まりません。共通テスト形式と志望校の形式で、自分が最近解いた問題を並べてみましょう。

数学のグラフで手が止まったら、止まった箇所を指で示します。どちらの形式でも頂点の求め方が出てこなければ、平方完成をやり直す時間は両方に役立ちます。途中式を与えられれば進めるのに、白紙からは最初の式を書けないなら、まとまった時間を取り、方針を立てるところから取り組みます。参照する問題は大学入試センターの過去の試験問題と、志望校が公開している個別試験の問題から選べます。

文系なら、読む時間と書く時間を測り分ける

国語で「時間が足りない」と感じたときは、本文を読み終えたところ、根拠を見つけたところ、答えを書き終えたところで時計を見ます。選択肢を何度も読み返した末に当てた問題と、根拠はすぐ見つかったのに説明をまとめきれなかった問題を、同じ「時間不足」として扱う必要はありません。

たとえば「筆者はなぜその言い方を避けたのか」と問う教材を使います。根拠探しに迷った日は、前後の段落から対比されている表現を拾い、選択肢の言い過ぎを探します。記述に時間がかかった日は、拾った言葉を主語と述語でつなぎ、問いに直接答えているか読み返します。別々の作業として試すと、次に増やすべき方が見えてきます。

理系なら、誘導を外したときに何が残るかを見る

例として、斜面を下る物体を考えます。図が与えられれば運動の式を選べた人は、翌日、問題文だけを見て力の向きと座標軸を描き、式が成り立つ理由を添えてみてください。図の段階で迷ったら、解答例と自分の図を見比べます。図は描けても文章中の条件を拾えなかった場合は、練習の向きを変えましょう。条件を自分の言葉で言い換えてから、式のどの項にその条件が表れるかを確かめます。

共通テストだけに使う科目が手つかずになっていないかも確認してください。時間をかけた科目の名前だけで予定を埋めると、必要な演習が抜けても気づけません。全体を見直したいときは大学入学共通テストの対策ガイドも参照できます。

計画の例 次に書く答案を決めておく

平日の放課後に40分取れるなら、前半で共通テスト形式の大問を解き、後半で迷った選択肢の根拠を確かめます。翌日は同じ単元の記述問題を開き、解答を見ずに方針から書きます。長い記述に取り組めるのが週末なら、先にその時間を空け、平日には必要な語句や式を手元で使い直しておきましょう。

週末に配分を見直す材料は、机に向かった時間と、手元に残った答案です。共通テスト形式で問題文の読み違いが続いたら、翌週は読み取りの演習を増やします。反対に、根拠を選べても説明を最後まで書けなかったら、記述の時間を戻します。入れ替える課題が決まったら、週間計画の組み方を使って、実際に取り組める曜日に置いてください。

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よくある質問

配点の比率どおりに勉強時間を割ればよいですか。

配点は志望学部の募集要項で確かめます。そのうえで、両方に役立つ学習と、今の答案で抜けている練習を分けて考えましょう。

共通テスト形式の演習を増やすと、記述が鈍りそうです。

演習のあとに、根拠が曖昧だった設問だけを取り出し、選択肢がないつもりで理由を書いてみてください。後日、志望校の形式でも答案を作ります。

学校でまだ扱っていない単元はどうしますか。

未習と書いて進度表に戻しましょう。知っている範囲で解法が立たない問題とは分け、授業のあとに試す問題を決めておきます。

出典・参考資料

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