学習ガイド

高三の大学受験年間計画 授業・模試・出願を春からつなぐ

高三の年間計画は、授業で習う単元、模試で試したいこと、学校や大学への手続を並べて作ります。春の予定を夏の答案で見直し、秋には出願書類と演習の締切が重なる週を早めに見つけます。

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まず、どの予定が動かせるかを分ける

春に年間予定表をもらったら、定期考査や学校の行事を先に写します。その横に、これから習う単元と、すでに習ったけれど自力で解けるか確かめたい単元を書いてみましょう。例えば物理の電磁気を秋に習うなら、夏の模試でその分野が空欄でも、力学で運動方程式を立てられなかった空欄と同じ扱いにはしません。前者は授業の後に確かめる予定へ、後者は今週質問する欄へ入れます。

大学の試験科目は志望学部の入試案内で確かめます。共通テストを利用する予定なら、大学入試センターの受験案内を開く場所も控えておきましょう。先生に依頼して作成してもらう書類は、自分の自習時間を増やしても早く仕上がるとは限りません。予定表に「お願いする日」と「受け取る日」を別々に置いておくと、学校を訪ねられる日に用件がまとまります。

夏までの模試には、受ける理由と答案を開く日を書く

模試を選ぶときは名前の横に、終わった後で何を知りたいのかを短く添えます。例えば「時間内に英語の資料を照合できるか」と「数学で途中式を初見の相手に伝えられるか」では欲しい答案が違います。前者は時間を測る試験、後者は記述した答案に講評が返る試験が向いています。学校で受ける模試で目的を果たせるなら、同じ週末を別の模試で埋める前に復習の時間を残せます。

受験直後にできる作業と、成績表が返るまで待つ作業も違います。問題冊子には、どの資料を読み直したか、なぜ解答欄を空けたかを記します。答案が返ったら、その場で考えた理由と採点された箇所を照合します。英作文の内容は伝わっていたのに、主語が途中で変わって読みにくくなったなら、夏の課題は「英作文を増やす」より「文をつなぐ前に主語を確かめる」と書く方が次の答案で検証できます。模試の復習ノートにはこうした判断を残しましょう。

秋には、手続が重なる週から逆算する

受けたい学部が絞れたら、夏まで使っていた予定表に出願の行を足します。志望理由書を先生に渡す週と記述模試の返却週が重なるなら、先に授業で取り組んだ探究の資料を探し、相談したい段落まで用意しておけます。共通テストの申込み、大学ごとの出願、試験会場への移動は別の用件として扱います。「出願準備」とだけ書くと、どの大学の書類がそろったのかを見失いやすくなります。

計画の例 春に置いた予定を夏と秋に書き換える

生物を使って国公立大学を受ける人の例です。春の面談で、夏までに授業で扱う単元に丸を付けます。夏の模試では、遺伝の設問で条件の読み落としがありました。帰宅後に該当する語を控え、翌週は教科書の別の交配例を使って、どの条件で結果が変わるかを説明します。秋の模試で説明が通ったら、その練習枠の一部を未習だった単元へ移します。判定だけを見比べるより、春の空欄がどう埋まったかをたどれます。

冬の欄には共通テストの直前に使う教材だけでなく、その後に再開する記述問題も書いておきます。例えば添削から返った答案に付箋を貼り、書き直す設問と質問先を決めておけば、試験後に教材を探し直す手間が省けます。共通テスト後の計画へ引き継ぐのは、未消化のページ数よりも、次に誰にどんな答案を読んでもらうかという約束です。

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よくある質問

志望大学がまだ決まっていない春は、何を予定に入れますか。

関心のある学部の受験科目を並べて、共通する科目を先に書きます。大学を絞るために次の面談で聞きたいことも欄外に残します。

模試をたくさん受けた方がよいですか。

受けたい理由と、返ってきた答案を見直す時間を確認します。目的が重なる模試が続く週は、片方に絞ることもできます。

学校の授業が予定より遅れたらどうしますか。

未習の単元を模試の点だけで弱点と決めず、習ったあとに試す日を設定します。先に習った単元は当初の予定どおり確かめられます。

出典・参考資料

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