共通テストの第一解答科目と第二解答科目はどう決める?
第一解答科目は試験時間の前半に解く科目、第二解答科目は後半に解く科目です。志望先によっては先に解いた科目の得点を使います。志望学部の利用科目と順序の指定を見比べ、当日にどの科目から始めるかを決めます。
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理科で物理と化学を受ける場合、「どちらを得意科目として申告するか」と考えると、準備の順番を間違えます。第一解答科目とは前半に実際に解答する科目のことです。後半に解答する科目が第二解答科目です。試験後に点数を見て先後を入れ替える仕組みではありません。必要なのは、志望先の条件を、本番で迷わず実行できる解答順に直すことです。
募集要項の表と、その下の注を一緒に読む
まず、自分が受ける入試の年度、学部、学科、選抜方式を確かめます。共通テストの利用科目の表から、その組合せに当たる行を見つけます。理科の欄に複数の科目が並んでいても、それだけでは何科目を判定に使うか、どちらの順序で受ける必要があるかは決まりません。欄の見出しと、印が付いた箇所の注記まで読みます。
紙に書くなら、左から「受けられる科目」「判定に使う科目」「解答順の指定」と欄を分けます。志望先ごとに募集要項の言葉をそのまま書き留めましょう。「物理を含む」と「物理を第一解答科目とする」では、確認する条件が違います。前者に順序についての注が付いていれば、その注も同じ行に戻します。
物理と化学を入れ替えたら、何が変わるか
ある方式が「第一解答科目の成績を利用」と定め、物理と化学のどちらも認めているとします。その方式では、物理を前半に解けば物理が利用対象になります。試験後の自己採点で化学の方が高得点でも、化学を先に解いたことにはなりません。一方、もう一つの志望先が複数科目の合計を使うなら、その条件も並べて確かめます。同じ試験を受けても、大学により合否判定に使う部分が異なるからです。
大学入試センターの受験案内で共通テスト全体のルールを確認した後、各大学の科目指定に戻ります。次に志望学部の配点を読み、その方式で使える科目だけを換算表に入れます。配点が高い科目でも、利用条件から外れていれば、その方式の見込み点には加えません。
計画の例 受験時と自己採点時の順序をそろえる
理科の通し演習を始める前に、「前半は物理、後半は化学」と予定表に書きます。演習後は「物理が得意だった」という感想より先に、実際の科目名を時間帯の横に残します。その紙を募集要項の比較表と並べれば、希望する方式で物理が採用されるか、どちらの科目も必要かを自分で説明できます。
地理歴史・公民でも同じように整理できます。冊子の表示と前後の解答順を取り違えそうなら、大学入試センターのQ&Aで科目の組合せと解答用紙の扱いを確認します。練習では、解いている科目名を確認してから最初の解答に進む習慣を付けます。マーク欄を確かめる練習のときも、この確認を設問番号の照合より先に行うと、本番での動きがつながります。
条件が両立するか、最後は志望先ごとに確かめる
併願する方式によって指定が違うときは、両方の募集要項を開き、同じ解答順でそれぞれの条件が満たせるか確かめます。先生や大学の窓口に尋ねるなら、学科と方式を伝え、「物理を前半、化学を後半に解く場合、どの得点を使いますか」と具体的に聞きます。分かった答えを元の表の該当行に書き足すと、後で自己採点するときにも同じ順でたどれます。
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よくある質問
第一解答科目は志望順位と関係がありますか?
試験で実際に解く順序を表します。気になる大学を第一志望と呼ぶときの「第一」とは用途が違います。
後半の科目の手応えが良ければ、第一解答科目にできますか?
前半と後半の解答は区別して採点されます。志望大学でどの得点を利用するかは、その大学の募集要項の指定に従います。
併願先で利用科目の指定が食い違うときは?
対象学部と方式を特定し、それぞれの指定が同時に成り立つ組合せと順序を書き出します。読み方が分かれる注記は出願先の入試担当窓口で確かめましょう。
出典・参考資料
- 大学入学共通テストQ&A・受験教科と科目の選択 · 大学入試センター
- 大学入学共通テスト受験案内 · 大学入試センター · 2026

