学習ガイド

私立理系の勉強計画 数学・理科の演習と英語をどう組み合わせるか

数学や理科で手が止まる箇所を、方針を決める前と式を立てた後に分けます。志望学部の問題で必要な作業を確かめ、長くかかる演習と短時間で済む復習を組み合わせましょう。

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志望学部の問題を見て、時間がかかる理由を探る

私立理系を志望していても、どの科目を使うかは受ける学部や方式を決めてから確認します。募集要項の科目名と出題範囲を手元に置き、過去問で見慣れない形式を拾ってみてください。数学なら空欄に答える問題なのか、自分で式の流れを示す問題なのかによって、最後に見直すものも変わります。

演習用紙には解き始めた時刻と、方針が決まったところの印を残します。たとえば数列の問題で、規則はすぐに見えたのに最後の式変形で何度も書き直した場合、似た難問をさらに探すより、符号の扱いを取り出すほうが今日の課題に合います。逆に、解説を開くまで初項と公差の関係を式にできなかったのなら、計算の速さを測る前に、条件を式に直す練習を置きます。

数学は例題を閉じて、どの条件が手がかりだったか試す

問題集の章末では解けたのに、過去問を開くと単元さえ分からないことがあります。そこで、解いた例題の章名を隠し、条件を読んで「なぜこの解き方を選べるか」を余白に書いてみましょう。最大値を求める問いなら、式の形だけでなく、変数が動く範囲を図に示します。範囲が変わったときも同じ場所で最大になるかを考えると、手順のどこまでを覚えているかが分かります。

米国教育省教育科学研究所の学習ガイドでは、解答例を読むことと自力で解くことを交互に行う練習を挙げています。自分の予定に入れるなら、例題を読み終えたところで区切らず、条件の違う問題を解くところまで取ります。翌日も思い出せるかは、間隔をあける復習で試せます。

理科は図や単位から、ノートの使い方を変える

物理の問題で立式に迷ったら、力を受ける物体を図の中で囲み、どの物体にはたらく力を数えたか確認します。たとえば床の上の箱を糸で引く場面で、箱が床に及ぼす力を箱の図に描き込んでいないでしょうか。解説で式を確かめたあと、別の図を描く時間を予定に入れます。理科の時間をすべて通し演習に充てると、こうした見直しをする機会が抜けてしまいます。

化学なら、実験の操作に沿って、どの段階の量を問われたのかを記しましょう。溶液を薄める問題で質量と体積が混ざったら、計算をやり直す前に、式の両辺に単位を添えます。式は立つのに計算が崩れた日は、その行を隠して別紙で解きます。問題文の条件が取れなかった日は、教科書の図と照らし合わせてから次の演習に移ります。

計画の例 長い演習の終わりを決める

土曜の午後に数学の演習を置くなら、終わる時刻と、その後に開く英語の長文を先に決めておきます。数学が途中でも、試した方針と未解決の条件を問題用紙に残せば、翌日そこから再開できます。英語では本文を読み、設問の根拠を見つけるところまでをひとまとまりにします。忙しい平日に15分だけ取れるときは、その英文で主語を取り違えた文を選んで読み直しましょう。

週の終わりには、数学や理科の答案が途中なのは、考える時間が短かったからか、使う道具が分からなかったからかを見直します。前者なら次の休日に長めの演習を移せます。後者なら早い段階に例題を置き、同じ条件を含む過去問を週末に解いて確かめます。定期的に確保する科目の時間が削られた週は、週間計画の組み方を使い、その科目を先に予定に入れます。

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よくある質問

数学の難問に時間を使いすぎます。

問題を閉じる前に、試した方針と行き詰まった条件を書きます。続けるのは次に試す手があるときにし、同じ計算を繰り返すだけなら例題へ戻りましょう。

理科の問題集は志望校別に用意しますか。

まず同じ単元の設問を見比べます。必要な考え方が共通なら今の問題集で練習し、解答形式や分野の違いが出たところを各学部の過去問で補います。

計算に時間がかかる日は英語をどうしますか。

前の英文で構文を取り違えた箇所を選び、語のまとまりを自分で区切ります。長文を通して読む時間は別の日に確保し、短い復習で代用し続けないようにします。

出典・参考資料

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