大学受験の夏休み 講習や帰省があっても進められる勉強計画
夏休みは空いている日をすべて同じようには使えません。講習や帰省の予定を書き込み、休み明けに自力で解きたい問題を選びます。机を長く使える日と移動の多い日とで、別の課題を用意しましょう。
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夏休みの終わりに、何を見れば進歩が分かるか
「夏は数学をやり切る」と書いたまま講習が始まると、授業を受けるだけで一日を使い切りがちです。まず、休み明けに机の上で試せることを考えてみましょう。たとえば「初見の整数問題で余りに着目できる」「英文の要約を、本文の言い回しを写さずに書ける」などです。今の答案に戻って、まだできていないところが分かる問題を探し、その番号を出発点として控えます。
夏の目標が苦手単元の学び直しなら、最初から入試問題を最後まで解ける必要はありません。以前は意味の分からなかった解説を読んで、途中の式を自分で補えるようになることも、確かめられる変化です。反対に、読めば分かる問題が多いなら、まだ手をつけていない問題を選んで試すところまでを夏の予定に入れます。
講習のある日を「空いている日」から外す
予定表には講習、学校行事、帰省などの動かしにくい用事から書きます。講習は授業のコマだけでなく、移動、食事、質問したい箇所を準備する時間まで考えてください。午後が空白でも、帰宅してすぐに長い演習に入れるとは限りません。午前で終わる講習なら、帰宅後は板書を写し直すより、授業中に分からなかった問題を白紙で解くほうが、次に先生に尋ねることを決めやすくなります。
長く机を使える日は、英文を読んで要約し、根拠の段落と見比べるところまで続けます。移動の多い日は、すでに書いた要約から、本文にない評価を付け足してしまった一文を探します。同じ目標でも日によって切り分け方が違うので、「予定どおり英文を読めなかった」と丸ごと繰り越す回数を減らせます。
計画の例 講習の前と後で課題を受け渡す
講習前の自習日には、関数の問題を解いて、グラフを描いた後に何を比較すればよいか迷った場所に印を付けます。受講日はその印を付けた問題を持っていき、授業や質問で手がかりを探します。帰宅後は新しいページを開く前に、前の自分に向けて「ここで端の値も調べる理由」を書きます。説明ができたら、次にまとまった時間が取れる日に別の問題で確かめます。
帰省中に問題集を広げられないなら、その説明を読まずに思い出す問いを小さな紙に残しておきます。米国教育省教育科学研究所の学習ガイドは、学習の機会を時間をおいて設けることを勧めています。移動中に新しい単元へ進むのが難しくても、講習で分かったことを確かめる日は作れます。
途中で見直すのは、残りのページより残りの自習日
予定が遅れたら、残りの教材を残りの日数で割る前に、落ち着いて使える自習日がどれだけ残っているか見直します。机の前でなければできない課題をそちらへ置き、解説を読めば分かる箇所の清書はいったん外します。曜日別の計画の立て方を使って、学校が始まる週にどの課題を続けるかも決めておきましょう。
夏の最後には、初めに選んだ答案と、別の題材で取り組んだ答案を並べます。整数問題で余りに着目できたのに、場合分けを書き落としたなら、新学期の課題はその部分です。教材の順番を変えたい場合は、参考書の使い分けと進む目安に沿って、次に確かめたい問題を選びましょう。
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よくある質問
夏期講習をいくつも受ける予定です。自習はどこに入れますか。
講習で質問したい問題を選ぶ時間と、受講後に解き直す時間を先に取ります。その空きがなければ、新しい問題集を増やす前に、受講内容の復習から始めてください。
帰省先に持っていく教材はどう選びますか。
広い机や音声設備がなくてもできる課題を試してから持っていきます。質問メモと解き直したい問題の番号をまとめると、荷物も軽くなります。
夏の終わりに手つかずの単元が残ったらどうしますか。
残ったページを新学期へそのまま移さず、未習の要点と解けない問題を区別します。学校の授業で扱う時期も見ながら、先に戻る単元を決めましょう。
出典・参考資料
- Organizing Instruction and Study to Improve Student Learning · Institute of Education Sciences · 2007

