学習ガイド

大学受験の過去問はいつから? 下見・部分演習・通し演習の始めどき

過去問を初めて開く日と、本番のように通して解く日は別に考えます。習った範囲だけを試した答案から、次に戻る教材を決めましょう。未見の問題を残すための記録の取り方も紹介します。

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問題をのぞく日と、通して解く日を分ける

志望校が決まったものの、「基礎が終わるまでは過去問を開かないほうがよいのか」と迷うことがあります。まず確かめたいのは、学部と入試方式、科目、どんな形で答えるかです。この下見なら、問題集が終わるまで待たずにできます。時間を測って実力を確かめるための年度は別に取り置き、解答や解説を開かずに残しましょう。

共通テストの出題を見たいときは、大学入試センターの過去の試験問題と正解を参照できます。個別試験については志望する大学の入試情報で、自分が受ける方式に当たる問題を探します。手元の問題が現在の科目や形式と違う場合は、使える設問に印を付けます。時間配分の練習に使うのか、特定の単元の練習に使うのかも余白に書いておきましょう。

習った単元から試し、解説を読んで戻る先を決める

学校で確率を習ったばかりなら、すでに下見した年度から、条件を読み取って場合分けする設問を選びます。まだ習っていない単元の知識が前提になっていたら、無理に最後まで進めず、その範囲を学んだあとに戻る印を付けます。習ったはずの範囲で止まったら、止まった行を消さずに解説を読みます。

たとえば袋から玉を取り出す問題で、「戻してから次を取る」のか「戻さずに次を取る」のかを混同したとします。復習ノートには答えの数字を写す代わりに、見落とした問題文の言葉、自分が想定した場面、書き直した樹形図を残します。元の問題を覚えてしまっても、別の問題で同じ条件の違いを確かめられます。過去問を解いたあとに教科書へ戻るなら、章の最初から読み直す前に、その違いを説明できる例を探してみてください。

通し演習に移れるか、部分演習のあとで判断する

使う範囲をおおむね学び、各大問の指示を読めるようになったら、未見で残した年度を使って、取り組む順番や見直す余裕を試せます。すべて正解できるようになるまで待つ必要はありません。問われている内容が分かるのに最後までたどり着けないときこそ、どこで時間を使ったかを見る意味があります。条件や指示はその問題冊子で確かめます。

途中で解答を見た回や、授業で同じ文章を読んだ回は、記録にもそう添えてください。最初から答えの方向が分かっていた問題を含む得点を、初めて通した回とそのまま比べると、次に必要な練習を見誤ります。通せる時間がない週は無理に途中で区切って得点を比較せず、部分演習の日と位置づけておくと予定を動かせます。

計画の例 演習後に残すノートは短くする

土曜に大問を解いたら、ノートには年度と設問の場所、自分のつまずき、次に開く教材を書きます。「読解が苦手」のままにせず、「設問の『理由』を見落とし、出来事の内容を書いた」と残しましょう。日曜に10分取れたら、設問の末尾だけを読んで何を答えるべきか言い直し、理由に当たる本文の表現を探します。余白に書き加えるのは、自分で直せた箇所だけでも十分です。

次に通して解く回が決まったら、その前に何の解き直しを終えるかを週間計画へ移します。模試の復習で使っているノートがあれば、答案から原因を見つける方法を参考に、過去問もそこへまとめられます。問題のコピーを何枚貼ったかより、次の演習日に前の失敗を確かめられるかで、残す量を決めてください。

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よくある質問

まだ習っていない範囲があっても過去問を見てよいですか。

表紙の科目名や問題の構成から確認できます。習った範囲の問題を選んで解き、未習の設問には印を付け、学んでから戻るようにします。

最も新しい年度を最初に解くべきですか。

新しさだけで選ばず、現行の方式との違いと手元に残る未見の問題を確かめます。通し演習に残す年度を決めてから、ほかの問題で部分演習を始められます。

解き直しで答えを覚えていたらどうしますか。

選んだ理由や式を立てた条件まで説明してみます。説明できても初見で解けたことにはしないで、別の設問で同じ読み方や考え方が使えるか確かめます。

出典・参考資料

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