国公立大学の二段階選抜 募集要項から結果発表までの読み方
国公立大学の二段階選抜では、最初の選抜で大学独自の試験に進む人を決めます。志望学科の募集要項を開き、実施条件、判定に使う成績、結果の確認方法の順に書き出すと、次に必要な手続を判断できます。
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学部名の隣に、学科と日程を書く
国公立大学の入試で「足切り」という言葉を聞いたら、まず志望大学の学生募集要項で「二段階選抜」や「第一段階選抜」の項目を探します。最初に決まるのはその先の個別試験を受ける資格です。同じ大学の案内でも、別の学科や日程の行を読むと、違う条件で受験の見通しを立ててしまいます。
例えば、理学部の前期日程で数学科を志望しているなら、メモの先頭に「理学部・数学科・前期」と書きます。要項の表で学部全体に付いた注記と、数学科の行だけに付いた注記を読み分けましょう。「志願者が募集人員の一定の倍率を超えた場合に実施することがある」とあれば、「実施することがある」まで書き写します。倍率だけを転記すると、大学がまだ発表していない判断まで決まったように見えてしまいます。
志願者数と、自分の判定に使われる成績を分ける
志願倍率は募集に対してどれだけ出願があったかを示します。対して第一段階の成績は、個々の志願者が通過できるかを判定するための材料です。大学が途中経過として公表した志願者数から、自分の通過に必要な得点を逆算することはできません。公表資料の日付と「中間」「確定」などの表示を見て、何の数字かを確かめます。
次に、大学が指定する共通テストの科目と、判定に使う配点を読んでください。自己採点の合計をそのまま使えるとは限りません。複数の科目を受けたとき、どれを使うかが決まっていれば、その指定も書き添えます。各教科の元の満点と大学が定める満点が違う場合は、共通テストの配点を読み替える方法と照らし合わせます。過年度の通過者の得点が公表されているときも、見るべきなのは同じ日程と同じ配点の結果です。
通過の発表を見たら、最終判定の欄へ移る
大学入試センターが挙げる利用例には、調査書と共通テストで最初の選抜を行い、通過者を面接する方法があります。別の例では、共通テストで指定の水準に達した人が個別試験へ進み、最終判定には個別試験の成績だけを使います。第一段階で重く見た科目が、最終判定でも同じ重みを持つとは限らないのです。
大学の公式発表では、実施するかどうかのお知らせと、個人が通過したかどうかの通知を読み分けます。自分が使う受験番号と確認先を手元に用意します。通過後は大学の指示に従って受験票や試験会場を確認し、個別試験の科目に合わせて記述答案を書く練習を進めます。
計画の例 発表前に済ませる作業を選ぶ
出願を終え、個別試験の準備を始めた生徒を考えます。手帳には、大学が結果を案内する日時と確認先を書きます。結果を見るときに必要な番号が出願用の整理番号か受験番号かも、大学の説明に合わせて控えます。自分で作ったメモは要項のページと一緒に保存しておくと、読み違いに気づいたときに戻れます。
発表待ちの間は、何度も志願状況を見直す時間を、志望学科が出す記述問題に振り向けます。遠方の会場へ行く予定なら、交通や宿泊の変更条件を先に確認しておきます。結果が出たら、受験の可否を確かめてから必要な予約と大学の指示を見直します。第一段階を実施しないという発表だった場合も、集合場所や受験票については、自分が受ける個別試験の案内を開いて確かめてください。
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よくある質問
志願倍率が予告倍率を超えたら、必ず選抜が行われますか?
「実施することがある」と書かれている場合は、大学が発表する実施の有無を確認します。志願者数の速報だけでは結果は分かりません。
第一段階で使った共通テストの成績は、最終判定にも使いますか?
方式によります。同じ学科と日程について、第一段階の説明と最終判定の配点表を別々に読みます。
第一段階の通過後に調べることは何ですか?
受験票の取得方法、試験会場、集合時刻、持参物を大学の受験案内で確認します。
出典・参考資料
- 大学入学共通テストの仕組み等 · 大学入試センター
- 大学入学者選抜実施要項 · 文部科学省(大学入試センター掲載)

