IELTS Academicの技能別対策|答えのどこを直すか
聞き違いと書き違いでは、次にする練習が異なります。読み落とした条件、図表から選んだ特徴、話がそれた質問を手掛かりに、自分の答案のどこを直せばよいかを技能別に確かめましょう。
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聞くときは、候補と決定を区別する
練習用に、留学生がゼミの発表場所を相談する場面を考えてみましょう。最初に挙がったのは音響設備のある教室ですが、すでに予約が入っていて、結局は隣の会議室を使うことになりました。設問が聞いているのは候補の部屋でしょうか、それとも実際に使う部屋でしょうか。場所の名前が耳に入ったところで答えを決めず、話がどう決着したかを聞きます。
IELTSのリスニング解説によると、本番で音声が流れるのは一度です。練習でもまず止めずに答え、聞き直すのは採点した後にします。会議室を選んだのに綴りを間違えたなら、直すのは書く段階です。教室を選んだなら、案が変わったことを示す直前のやり取りを拾い直しましょう。穴埋めでは、答えの語数についての指示も確認します。
読むときは、判断できる範囲を囲む
「昼の学食では持ち帰り容器が使える」と書かれていたとします。「夜も持ち帰れる」という文は、その情報だけでは判断できません。一方、「夜は店内での食事に限る」と明記されていれば、夜も持ち帰れるという文は本文と矛盾します。情報の一致を問う設問で、この違いがNot GivenとFalseの分かれ目です。Academicリーディングの公式解説にも、この区別が示されています。
答え合わせでは、根拠の文を見つけた後に「いつ」「誰が」「何に限って」の部分に印を付けます。選択肢に本文と同じ単語が並んでいても、その条件が変わっていれば判断は変わります。自分が普段利用する食堂のルールを知っていても、ここでは本文から言えることに限りましょう。
書くときは、説明と主張を別々に点検する
学術系のライティングには、図表などの情報をまとめる課題と、与えられた論点について文章を書く課題があります。公式の課題説明を確認したうえで、図表ならまず全体の特徴を短く言ってみましょう。平日と休日の利用状況を比べるグラフなら、どちらも混む時間が同じか、それとも山の位置がずれるかを見ます。その特徴を読み手が確かめられるように、具体的な比較を添えます。
意見を述べる課題は、結論の語句を別の表現にしただけの段落になりがちです。たとえば開館時間の延長を支持するなら、夜まで実験がある学生がいつ資料を使えるようになるのか説明できます。夜でも自習できる場所がすでにあるとして、それでも図書館の資料を使える時間が延びる利点はあるでしょうか。例と理由を読み比べると、主張が広すぎるところを絞れます。
話すときは、体験談から話題を広げる
公式のスピーキング案内には、身近な話題でのやり取り、カードに沿ったスピーチ、関連する話題についての議論が含まれています。学園祭の準備について話すなら、メモには「雨」「会場変更」「案内板」のように場面を思い出せる言葉を書きます。録音を聞き、事情を知らない人にも、なぜ案内板を作り直したのかが伝わるか確かめましょう。
次に「地域の行事を初めて来る人にも分かりやすくするには」と聞かれたつもりで答えます。体験談を最初から話す代わりに、知らせる手段を選んだ理由を説明してください。身近な話から一般的な問いに移る練習になります。
計画の例
今日は集中して取り組む時間に、間違いを一つだけ選び、自分がどう判断したかを書き残します。別の日に、間隔を空けて復習するつもりで、初見の課題を同じ手順で解きます。正解したときも、どの言葉や条件が決め手になったか確かめると、偶然選べた答えと区別できます。
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よくある質問
単語が聞こえたのに間違えるのはなぜですか。
同じ単語が出ても、その案を採用するとは限りません。相手が賛成したのか、別の案に替えたのかまで聞いてみてください。
図表について専門知識を書いたほうがよいですか。
図表から読み取れる主な特徴と、それを支える情報を選びましょう。図に示されていない変化の原因を補う必要はありません。
スピーチは原稿を覚えると話しやすくなりますか。
練習では、出来事を思い出す手掛かりだけ書いて話してみましょう。質問が少し変わっても、自分の言葉で必要な部分を説明しやすくなります。
出典・参考資料
- IELTSリスニングの出題形式 · IELTS
- IELTS Academicリーディングの出題形式 · IELTS
- IELTS Academicライティングの課題と評価 · IELTS
- IELTSスピーキングの出題形式 · IELTS

