受験勉強に集中するコツ 休憩のあとも迷わず戻るには
集中したい日は、まず机を離れるときに何が残っていればよいかを決めます。取り組む箇所に印を付け、気になる用事は紙に預けましょう。休憩に入る前に、次に手を動かす場所を残しておきます。
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タイマーを押す前に、終わりを決める
「帰ったら英語をやる」と決めても、机に座ってから教材を探したり、単語帳と長文問題集の間で迷ったりすることがあります。始める前に、終わったときのノートを思い浮かべてみましょう。共通テストの英語なら、「案内文を読んで、選んだ答えの根拠に線が引いてある」ところまで。これなら教材を開いた瞬間に手を動かせます。
数学なら「間違えた問題を復習する」を、「解答を閉じて、図に条件を書き込む」に変えてみてください。図が描けたところで、式を立てるところまで続けるかを決めます。帰宅が遅い日も、最初に取り組む箇所がはっきりしていれば、残った時間に合わせて切り上げられます。
机に残す物と、あとで見る物を分ける
今の課題で使う教材と筆記用具を手元に置きます。英語の音声をスマートフォンで聞くなら、必要なファイルを先に開き、聞いている間は通知を止めましょう。辞書を引きたくなったときは、知らない語に印を付けます。意味の確認が課題ならその場で調べ、文章の要点をつかむ練習なら、段落を読み終えてから戻ります。
急に提出物や友達への返信が気になったら、手元の紙の端に用件だけ書きます。「あとで」と書くより、「夕食のあとに提出先を確認」と書くと、何を保留したのか思い出せます。家族と机を共用する場合は、教材を入れた袋にこの紙も入れておくと、場所を移っても続きを始められます。
計画の例 放課後に英文を読む
大学入学共通テストの英語に取り組む日の一例です。時間は自分の帰宅時刻や課題に合わせて調整してください。
- 机に向かったら、20分で英文を読み、選択肢を選んだ根拠を本文の余白に書きます。
- 残り2分で、迷った選択肢と読み返したい行に印を付けます。
- 5分の休憩では席を立って水を飲みます。戻ったら、印のある行から読んで根拠を照らし合わせます。
想定より早く読み終えたら、余った時間で先に進む前に、自分の根拠を確かめましょう。文中の時刻は合っていても、対象となる人が違うかもしれません。反対に読み切れなかった日は、途中の段落に付箋を貼り、そこまでの話を短くメモして休憩に入ります。
中断した場所から戻る
途中で呼ばれたときは、余白に「表の左端と条件を比べる」のような動作を書き残しましょう。「途中」とだけ書くと、戻ったときに問題を最初から読むことになります。日本語能力試験の読解なら、「筆者の意見が出てくる段落から」と書いて教材を閉じると、次の勉強につなげやすくなります。
集中が続かなかった日は、時計を見て反省する前に、手が止まった箇所を探してください。解説の式変形が分からなかったなら、その行を先生に聞く準備ができます。通知のあとで別の画面を開いたなら、次は紙の辞書を使うなど、原因に合う変更を試せます。英国の教育研究財団EEFも、学習を計画し、途中で進み具合を確かめ、やり方を振り返る方法を紹介しています。
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よくある質問
時間が来ても解いている途中ならどうしますか?
途中の式や読んだ範囲に印を付け、次の動作を余白に書きます。区切りのよい所まで続けるなら、どこで終えるかを先に決めましょう。
音声教材にスマートフォンが必要な日は?
聞くファイルを先に開き、再生中は通知を止めます。聞き終えたら、答えを書く間は画面を伏せておきましょう。
休憩後に席へ戻るのが面倒です。
立つ前に問題集を次の箇所で開いておきます。休憩が終わったら、その行を読むところから始めましょう。
出典・参考資料
- Metacognition and self-regulation · Education Endowment Foundation

