受験期の睡眠と生活リズム 夜の勉強を切り上げる工夫
朝の出発時刻から逆算して、夜に勉強を終える目安を決めましょう。難しい問題には次に見る箇所を記し、教材を閉じます。翌朝の荷物と机を整え、睡眠の悩みが続くときは学校や医療機関に相談してください。
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夜の終わりを朝の予定から決める
学校のある朝を思い浮かべてください。電車やバスに間に合うには、何時に家を出ますか。朝食や身支度に使う時間をそこから戻って考え、ゆとりを持って起きられる時刻を決めます。次に、必要な睡眠と寝る支度のための時間を確保し、夜はどこで勉強を切り上げるか、手帳に印を付けましょう。
塾から帰るのが遅い日に、休日と同じ量の過去問を解こうとすると、毎回最後の科目が就寝時刻に食い込みます。帰宅後は配られたプリントを整理し、聞きそびれた質問を残すところまでにしてみてください。まとまった時間を使う演習は、次に早く帰れる日の欄へ移しておきます。
気になる問題は、翌朝の自分に渡す
大学入学共通テストの数学を解いていて、答えの直前で予定の終了時刻を迎えることもあります。解き切るまで夜を延ばす代わりに、使った条件の横に丸を付け、「明日は図の長さを式に戻す」と書いてください。プリントは開いたノートにはさみます。翌日、どこまで考えたかを探す手間が減ります。
日本語能力試験の聴解で気になる表現があれば、音声ファイルの名前と、聞き返したい会話の場面をメモします。寝床で何度も再生するより、机で音声を止めるところまでを、その日の勉強として決めておきましょう。寝る前に連絡を済ませる必要がある日は、返信したあとで通知を切り、端末を定位置に戻します。
計画の例 模試を受ける前の晩
起きる時刻や就寝の目安は普段の生活に合わせて決めます。次の流れは、朝にあわてやすい人が前の晩に試せる例です。
- 勉強の最後の5分に、今日の答案へ戻る場所を記します。翌朝に見る予定の教材は机に置きます。
- そのあと10分で、集合場所と行き方を案内で確認し、筆記用具や必要な書類をかばんに入れます。
- 目覚ましを設定したら勉強に使った連絡アプリを閉じ、いつもの順序で身支度を済ませます。朝はかばんの横のメモで出発の準備を確かめます。
家族と同じ部屋で過ごすなら、照明を落としたい頃合いや、音声教材を片付ける場所を前もって相談しましょう。米国疾病予防管理センターの睡眠に関する案内でも、起床と就寝の時刻をそろえることや、寝室を静かで落ち着ける環境にすることが勧められています。
うまく眠れない日が続いたら
朝の振り返りは短くてかまいません。「夜に解説動画を見始めて切り上げにくかった」「かばんを用意しておいたので落ち着いて出られた」など、前の晩とつながる出来事を書きます。反省の項目を増やすより、次の晩に変えられることを見つけましょう。例えば動画を見る時間を夕食前に移すなら、夜の欄からその予定を消しておきます。
寝つきにくさや強い眠気が続き、授業や生活に響くときは、養護教諭や医療機関に相談してください。眠る支度をした頃、目が覚めた頃、昼間に困った場面を伝えると話を始めやすくなります。相談する日まで、詳しい記録をそろえる必要はありません。
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よくある質問
難問の途中で寝る時刻が来たら?
分かった条件に印を付け、続きで試す式や図を余白に書きましょう。翌日の勉強はその箇所から始めます。
模試の前の晩は何を用意しますか?
案内で集合場所と持ち物を確かめ、必要な物をかばんに入れます。朝に必要な物だけを、出るときに目に入る場所へ置きます。
日中の眠気が続くときはどうしますか?
学校で困った場面や普段の起床時刻を、養護教諭や医療機関に伝えてください。
出典・参考資料
- About Sleep · Centers for Disease Control and Prevention

